西行くバスはもう夏を運んで
傾く太陽に背中向けたよ
はかない時間だけここで終わるのが見える
伸ばした手の平で君が笑うよ
乾いた風感じて 煙草ふかして空を眺めてた
風が笑って僕を追いこす丘で
さよならの歌 ひとり歌ってみたのさ
西行くバスはもう夏を運んで
傾く太陽に背中向けたよ
明るい街のように笑っていられないけど
伸ばした手の平は君に届くよ
うつむいた花びらにささやく夜は遅い秋の空
風が笑って僕を追いこす丘で
さよならの歌 ひとり歌ってみたよ
優しい風が君を包んでしまう
悲しい夜がここで終わってゆくのさ