子供の頃は何もかもがすごく楽しく思えた
ひとつひとつの出来事がきらきらと自己主張
例えばそうね台風とか それはもう大イベント
備えがあれば憂いもない 午後はお家へ帰る
家では雨戸を閉めて 瓦屋根も飛ばないように
親父は慣れた手つきで押さえ板を打ちつけてく
きっといつかはこの僕がこの背中に代わるだろう
溢れてく期待だけが先へ先へと駆け出してたまらない
やがて電気がおもむろに消えろうそくに火が灯れば
昔話を始める祖母 その話もう聞いたよ
風が止み青空が見える 油断出来ない次は逆風
笑顔の母はおにぎりを並べてゆく 楽しそうに
きっと今でも変わらずに台風が来た時には
ろうそくの灯囲みおにぎりを食べて幸せにしてるかな
きっといつかはこの僕がこの背中に代わるだろう
溢れてく期待だけが先へ先へと駆け出してく
きっと今でも変わらずに台風が来た時には
ろうそくの灯囲みおにぎりを食べて幸せにしてるかな
正月は帰ろうかな