戻れない帰り道を歩き始めた午後には
花びら足跡につもる
夕べの悲しい嘘は寂しい風のいたずら
言葉は雨雲に隠れ
差し出した傘から雨が零れる
届かない言葉溢れてる
手紙も書けずにいるよ 君が泣いたあの日から
今でも少しは痛むよ
果てなく広がる街を夕日が照らす頃には
心で鐘の音響く
こうして歩き出すんだ 終わりのない坂道を
想いはため息に残し
届かない言葉で胸が溢れる
口笛ひとつで話せたなら
心に映る景色は変わってゆくものだから
誰にも止められないから
差し出した傘から雨が零れる
届かない言葉溢れてる
戻れない帰り道を歩き始めた午後には
心で君がそっと笑う