アナタハサイコーツアー Vol.4
Live Report(2002.11.17.)


 前回のライブの余韻もさめやらぬうちにポルカドットスリムにブラバ登場。今回は関西から「Fried Sky NuTs」、関東から「theつじどー」をお迎えしての3つ巴ライブ。どちらのバンドもツワモノだけに、てっちゃん抜きのオリジナルメンバーでどのように攻めるのかが注目される。

 さて、今回の対バンである「theつじどー」だが、この面子がすごい。キーボードあきづきかおる氏は、多くの人気ゲームの音楽監督や、その他、いしかわのごひいきチーム日本ハムファイターズの応援歌を手がけたり、多くの音楽シーンで活躍している。ギターの加藤英彦氏は元Fring Kidsのメンバー。ベースのラリー小野田氏は、R&B界の大御所で、近々では和田アキ子のツアーを担当。ボーカルTORA氏は、自己のバンドの他ジャングルTVのメインボーカルなど多くのシーンで活躍しており、当日なんと新幹線で新横浜でのライブを終えてからの登場と、大忙しである。

 そんな事情もあって、当日のリハで決まったブラバセットリストを急遽変更し、いざという場面に備える。岡本の体調不良や、髪を切ったために風邪をひいたいしかわの不調もあったが、ブラバに不安はまったくなかった。おもむろに1曲め「情熱」がスタート。いつもよりも少しだけ重めのリズムでぐいぐいと進んでいく。続けて「The Day Afternoon」。岡本のブルージーなギターが炸裂。簡単なMCの後、「ぐうたら」へ。会場を見回すと一緒に口ずさんでいるファンも多い。同夜浜松でライブをやっているPrinceを意識してか、ブレイクで「ワカチャッ」とキメるいしかわ。続いて「この曲いい曲なんですよ」というMCの後「冬のぼくたちは」へ。メンバーの想いも深いこの曲は、いつにも増して丁寧にそしてアツく演奏される。3rdアルバム「ソウデスカ」の紹介の後、最近の代表曲となった「台風」。「正月は帰ろうかな」という歌詞に、故郷を思う人が多数(当社比)。さらにライブでは久しぶりに演奏された「夕ぐれ」。いつになくアツく、想いを込めた演奏と歌が会場を包み込む。この後、MCでは服部あっしゅが最近半魚人に似ている話題が席捲。さらにいしかわのはんぎょどん説も浮上し、一気に会場は和む。「そんな半魚人な歌を」としておもむろに「人魚姫」が始まると、一気に曲の世界へ。このギャップは何だ。これもまたいつになく想いが深い印象。続いて「Too Late, Tonight」へ。岡本のブルージーなソロがむせび泣く。それを煽るように服部のベースが歌い、いしかわのカッティングが盛り上がる。一気に会場のテンションが上がったところで最後の曲「日焼け跡」へ。メンバー紹介ではいつものようにてっちゃんも紹介される。メンバーとしての絆は固い。サビでは「みんなで一緒に!」とコール&レスポンスを試みるも、大体そんなキーでしかも長いところをお客さんに歌わせるのは酷だろう。こうして約1時間のアツいステージは幕を閉じた。

 打ち上げでは、theつじどーの面々が次々とブラバCDを購入!「パクらせてもらいます!」との大絶賛を頂き、ブラバも大満足なライブとなった。

メンバーより:
 今回のライブは、オリジナルメンバーでの久々の演奏ということもあり、初心に還ったつもりで望みましたが、とても思いを込めて演奏ができました!Princeのライブを蹴ってご来場いただいた皆様、ありがとうございました!そして、対バンの皆様、お疲れ様でした!


セットリスト

情熱
The Day Afternoon
ぐうたら
冬のぼくたちは
台風
夕ぐれ
人魚姫
Too Late, Tonight
日焼け跡



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