ザ・ブラックバス東京ツアー
c/w キャシーフォーキーズ/moodica/ラムバリオンズ
2006年3月18日(土) 渋谷 PLUG
ブラバの2006年2回めのライブは東京ツアー。2003年9月以来、実に2年半ぶりの東京である。場所は前回と同じ渋谷PLUG。このライブハウスはライン録音が非常にいい音で録音できることで有名で、メンバー一同この日を今か今かと待ち続けていた。「いやー、久しぶりの旅行だよね」(いしかわ)「そうやねん。長良川以来?」(Dr.ASH)(編註:以前「ブラックバスと行く温泉ツアー」と称してブラバメンバーとファンの集いを企画したが、結局メンバーと身内だけで行った小旅行)「あー、そやなあ、あ、前回の東京のライブじゃないの?ほら、ガス欠したやつ(笑)」(ガル師匠)「あった、あった(笑)」(一同)(編註:2003年の東京ツアーの際、Eマークが点灯した帰りの高速で足柄SAに入り損ねたブギカメ号は、牧ノ原SAの手前5km付近で力尽き、緊急電話経由JAFの粋な計らいにこと無きを得た経験)「やっぱり、旅行はいろいろあるよねえ」(いしかわ)
さて、すっかりライブのことは忘れて、旅行だと思い込んでいるように見えるメンバー達であるが、今回はすっかりメンバーとして定着したスーパー
天然ドラマーゆきちゃんも参加し万全の体制。「そんな、ライブやりに行くんだから忘れるわけないでしょ?(笑)いやー、やっぱりね、東京だから派手にいかないとね」(いしかわ)「そうそう、がつーんとね」(Dr.ASH)「楽しいー」(ゆき)。前日のリハではグルーヴの一体感を確かめ合って手応え充分。期待は高まるばかり。さて、当日。異例の早起きのメンバーたち。「連絡網をひいたもんね」(Dr.ASH)「電話がかかってきたときには、もう珈琲飲んで、朝ご飯食べて、トイレ行って、朝日新聞のBeを読んでひと泣きし終わってたもんね」(いしかわ)「その電話で起きたもんなあ」(ガル師匠)。しかし、時間通りに集合し、いしかわの愛車デミオちゃんで出発。「やれば出来る子なんだよね」(Dr.ASH)。
1号線経由でゆきちゃんを拾い、東名高速を東へ。天気は快晴(編註:後でドラマが訪れる)。由比トンネルを抜けた瞬間美しい海と富士山が。「気持ちいいドライブ日和だねえ」(いしかわ)「カメラ持ってきたよ」(Dr.ASH)「これ(編註:富士山)撮っとこうよー」(ガル師匠)「あめ、食べる?」(ゆき)。途中愛鷹PAでは、おいしいウナ肝を堪能するメンバー。「ビール飲みたかったねえ」(Dr.ASH)「でも、高速には置いてないんだよね、残念」(ガル師匠)(編註:当然だと思います。。。)。しかし、順調だった流れも首都高は激しく渋滞。「想定の範囲内だけどね」(いしかわ)。用賀SAで用を足し、渋谷に無事到着。「迷わなかったねー」(Dr.ASH)「すごいすごい」(ガル師匠)「マフィン、食べる?」(ゆき)(編註:東名>首都高>渋谷は1本道なので、迷いようがない)。
ライブハウスに機材を搬入し、運転手いしかわは今日の宿である山陽会館へ。チェックインを済ませて、会場までは徒歩で。5分ほどの場所にあり、東京に慣れないメンバーには好都合なロケーション。「門限が1時なんだよね。だから、打ち上げは途中で帰るか、出れないなあ」(いしかわ)「まあ、早めに帰ってきて、部屋で飲もうかねえ」(ガル師匠)。 と、夜のことばかりを考えているメンバーたち。(編註:あのー、ライブは?)
さて、リハを控えてメンバー4人は、いしかわお気に入りのとんかつのお店「勝一」へ。席に着くなりビールを注文するブラバ。「やっぱ、カツとビールは重いねえー」(Dr.ASH)「お腹いっぱいだよー」(ガル師匠)。すっかりお腹を満たしたメンバーたちは、巻きで終わったキャシーフォーキーズの黒崎くんから催促の電話を受け、いそいそとリハへ。リハではガル師匠のアンプの出音がおかしく、結局アンプのボリュームがおかしくなっていたということで、急遽チャンネルを替えて対応。「ちょっとナーバスになっちゃったね。やっぱり、自分のアンプでやるのがいいんだよなあ」(ガル師匠)。
何とかサウンドチェックを終え、外に出てみると、姉さん、事件です!
外は雨が降っている。
やはり期待を裏切らない。「ブラバのライブは雨」の伝説は守られた。しかし、そんなことにめげるブラバではない。本番までの時間、メンバーは近くの居酒屋へ。すっかりお腹いっぱいのメンバーは、軽めの食べ物と同時に鏡月のボトルを注文。緑茶割りで楽しい時間を過ごす。「いやー、楽しかったねえ」(いしかわ)「ホントに。でも、ボトル、結局全部飲んじゃったねえ」(Dr.ASH)「神が降りてくるよ」(ガル師匠)(編註:謎)「楽しいー」(ゆき)。
メンバーの気分もすっかりノリノリになったところで、いざ本番。(編註:詳細は後述)
さて、終了後は自画自賛発売中の4thアルバム「Drive Drive Drive」を手に取るオーディエンスが後を絶たず。また、PLUGのブラックバスオリジナルレシピによるカクテル「ここぞとばかりに」も販売される。パイナップルの風味がすがすがしい。「おいしいー」(ゆき)。
終了後は打ち上げに参加する予定だったが、宿の門限が早いので別枠で打ち上げへ。ここでは生ビールで喉を潤し、焼き鳥で小腹を満たす。力の抜けた会話で今日のライブを総括したり、次の予定を構想したりと夢を膨らませて、今日の宿へ。到着早々近くのコンビニへ向かい、焼酎のボトルやお茶を買い込むメンバー。そう、部屋のみの準備である。「いやー、合宿気分だね。中学とか、高校とかのときを思い出した」(いしかわ)「そうだよねえ、部屋も2段ベッドとかで、雰囲気そんな感じ」(Dr.ASH)。大浴場(編註:5人くらいで入れる)で今日の疲れを落とし、満を持して部屋へ集合し、さらに飲み続けるメンバー。終わりの無い会話(編註:くだらないアホ話ばかり)はいつまでも続いて行くのであった。
さて、夜が明けて、朝食の時間。リーズナブルな価格設定にも関わらず、朝食つきの心憎いサービス。しかし、食堂は誰1人として会話をせず、静寂の空間。「お陰でゆでたまごを割るのも一苦労だ(笑)」(いしかわ)。のんびりと朝の時間を過ごし、一同は246>首都高>東名と戻る。途中、昼食は御殿場のプレミアムアウトレットへ。「久しぶりだなあ」(いしかわ)「めったに来ないんだよね」(Dr.ASH)「おれなんか、初めてだよ」(ガル師匠)「チョコ食べる?」(ゆき)。メンバーは運転のいしかわ以外はさっそく生ビールで乾杯。青空の下、ウインナーやスモークサーモンを食べながらのんびりとスローフードを満喫。「ホントは御殿場高原ビールを楽しみにしてたんだけど、なくなったんだねえ」(Dr.ASH)。その後それぞれに買い物を楽しむブラバ。「最近のLEGOブロックってすごいんだねえ!!びっくりしたよ」(いしかわ)。途中いきなりの雨に襲われるものの、すっかりと青空を取り戻し、東名を西へ。さすがに昼からのビールが効いたのか、幸せな寝顔を見せるメンバーたち。続いて富士川SAで休憩。豚まんが非常に美味。今日の富士山もところどころの雲はあるものの、通り雨によって澄まされた空気も手伝ってあざやかな色合いを見せている。
富士川SAを後にし、前回の東京ツアーでガス欠>緊急電話をした場所に敬礼で無事を報告(編註:誰に?)し、リベンジを達成(編註:何に対して?)。渋滞もなく、スムーズな流れ。いよいよ楽しかった時間も終わりが近づいてくる。物事には必ず終わりがある。永遠に続くものなど、この世にはない。「家に帰るまでが遠足だからね」(いしかわ)。無事に到着し、時間通りに解散。いつもトラブルなしにはなにも出来ないブラバだったが、今回はまったくスムーズな旅行を楽しんだ様子だった。(編註:だからライブじゃないの?)
---セットリスト---
too late, tonight
ドライブ
夕暮れ
あじさい
ふたり
冬のぼくたちは
情熱
ないものねだり